はじめに:呼吸が浅くなっていませんか?
「最近、深呼吸をしていない気がする」
「疲れているのに、なかなかリラックスできない」
そんな方は、呼吸が浅くなり、身体の緊張が抜けにくい状態かもしれません。
実は、私たちは一日に約2万回も呼吸をしています。
その呼吸の質が、姿勢や自律神経、心の状態にまで影響しているのです。
呼吸と姿勢の深い関係
姿勢が悪くなると、肋骨が下がり、横隔膜の動きが制限されてしまいます。
その結果、呼吸が浅くなり、さらに姿勢が崩れるという負のスパイラルに。
ピラティスでは、呼吸を「姿勢を整えるためのエンジン」として捉えます。
呼吸を変えることで、背骨のしなやかさ・骨盤の安定・肩甲骨の動きがすべて整っていくのです。
胸式呼吸と腹式呼吸の違い
呼吸には大きく分けて胸式呼吸と腹式呼吸の2種類があります。
• 胸式呼吸
肋骨を広げて肺を膨らませる呼吸法で、主にピラティスで使われます。
インナーマッスルを働かせ、体幹を安定させる効果があります。
交感神経を刺激し、アクティブなエネルギーを生み出します。
• 腹式呼吸
横隔膜を下げてお腹を膨らませる呼吸法で、ヨガなどに多く見られます。
副交感神経を優位にし、リラックスや睡眠の質向上に効果的です。
どちらが良い・悪いではなく、朝に胸式呼吸で活力を上げ、夜に腹式呼吸で心を落ち着かせる、
そんな使い分けが理想的です。
ピラティスで“呼吸筋”を取り戻す
ピラティスでは、胸式呼吸を通して肋骨・横隔膜・腹横筋などの「呼吸に関わる筋肉」を再教育します。
・吸うときに肋骨を横に広げ、背中方向へ空気を入れる
・吐くときにお腹を引き込み、骨盤を安定させる
この動きを繰り返すことで、体幹が自然と働き、姿勢が呼吸によって整う感覚を得られます。
呼吸を整えることで得られる3つの変化
1. 姿勢がまっすぐになる
背骨の自然なカーブが戻り、首・肩・腰の負担が軽減。
2. 自律神経が整う
呼吸の切り替えで交感神経・副交感神経のバランスが取れ、心身が安定します。
3. 心が落ち着きやすくなる
呼吸が深まると、頭の中のモヤモヤが自然と静まり、穏やかな時間が増えます。
プライベートレッスンで気づく「本当の呼吸」
正しい呼吸は、鏡の前だけではなかなか分かりません。
プライベートレッスンでは、インストラクターが背骨や肋骨の動きを細かく観察し、
「どこが動いていないか」「どこに力が入りすぎているか」を一緒に確認しながら改善します。
当スタジオでは、経験豊富なインストラクターが呼吸のタイミングやリズムまで丁寧に指導。
動きの中で自然と呼吸が深まる感覚を大切にしています。
まとめ:呼吸が整うと、心と姿勢も整う
呼吸は、姿勢・自律神経・心のバランスすべてに影響します。
1日2万回の呼吸のうち、どれだけ“質の高い呼吸”ができるかが健康のカギです。
当スタジオのピラティスでは、背骨・肩甲骨・骨盤を連動させながら、
「呼吸で姿勢を整える」ことを目的としたプライベートレッスンを行っています。

